NASA 火星探査機『MAVEN』打ち上げ成功

宇宙 科学

NASAの火星探査機『MAVEN』は、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地からアトラスVロケットでの打ち上げに成功した。

MAVENは予定時刻通り、2013年11月18日13時28分(日本時間19日3時28分)にケープカナベラル空軍基地SLC-41発射台から打ち上げが行われた。NASAの発表では、アトラスVロケットは予定通りに飛行し、7分後にはフェアリングを分離。24分後には上段エンジンの再点火が行われ、52分42秒後にオーストラリア上空で上段ステージから探査機は切り離された。さらに20分後、太陽電池パドルが展開し、探査機に電源供給が行われるようになった。

火星を周回して上層大気を探査するMAVEN(Mars Atmosphere and Volatile Evolution:メイヴン)は、NASAのゴダード宇宙飛行センターが主導し、ロッキード・マーチンが製造した探査機。火星の大気から揮発性の物質が失われた経緯や太陽から来る荷電粒子「太陽風」が火星に及ぼした影響を調べる。

打ち上げに先立つ会見では、主任研究員のコロラド大学大気と宇宙物理学研究所のブルース・ジャコスキー博士は、MAVENは他の火星探査機との連携を計画していると述べた。同じNASAの火星ローバー、キュリオシティとは地表、上空両面で火星を探査するほか、欧州宇宙機関ESAの「マーズ・エクスプレス」チームとは合同のワーキンググループを設けているという。また、11月5日に打ち上げられたばかりのインド初の火星周回探査機「マンガルヤーン」プロジェクトチームとも連携に関する話し合いを開始したという。探査機は今後約10カ月かけて火星へ向かい、到着は2014年の9月22日の予定だ。
《秋山 文野》

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