今週末に行われるラリーGB。ドライバーズとマニュファクチャーズの2つのFIAタイトルが決定した今、全てのドライバー達はチームオーダーなどと関係なく、純粋なラリーの戦いに挑むことができる。
中でもフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラの好走が大いに期待される。彼はフィンランド人だが、ウェールズのグラベルの路面を地元と感じている。彼は2002年に17才でWRCのデビューをこのラリーで飾り、フィエスタRSによって2011年と2012年に勝利を得ている。
そしてラトバラに最も近いチャレンジャーとなるのはチームメイトのセバスチャン・オジエで、現在までこのフランス人ドライバーはラリーGBにおいて成功を収めておらず、彼のベストの結果は2011年に得たシトロエンでの11位というものだが、今年はチャンピオンとしての威厳を見せつけたいに違いない。
さらにもう一人注目されるドライバーは、このラリーでWRCクラスデビューを飾る元F1ドライバーのロバート・クビサで、WRC-2クラスで王座を獲得した彼の実力が、WRCのトップドライバー達に対してどの程度の戦いを見せるか、注目を集めるだろう。