ユナイテッド航空、米国内主要路線で離発着時の携帯電子機器使用を解禁…FAAの許可取得

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ユナイテッド航空は、米国内の主要路線(地域路線以外)の全便で、携帯電子機器の使用が可能になったと発表した。

同社が米連邦航空局(FAA)の許可を得たことにより、乗客は米国内線利用時、地上走行中、離陸時、着陸時に自身の携帯電子機器を使用できるようになる。

今回の規制の変更に伴って、乗客は乗員から特に指示がない場合、タブレット端末、電子書籍端末、ゲーム機、スマートフォンなどの軽量の携帯電子機器を、出発ゲートから到着ゲートまでのフライト全行程で機内モードでの使用を解禁する。

ただ、ノートパソコンなどの大型電子機器は、今後も引き続き離着陸時には、頭上収納棚や他の所定の場所に安全に収納する必要があるとしている。

ユナイテッド航空のジム・コンプトン副会長兼最高収益管理責任者は「現在、ユナイテッド航空では、乗客にフライヤー・フレンドリーな空の旅を提供すべく努めており、携帯電子機器の機内での使用を安全に拡大することもその一環」と述べている。

今回の決定により、ユナイテッド航空の全米50州内で離発着する主要路線を利用する乗客は、高度1万フィート以下でも携帯電子機器を使用することができる。

また、今後は同社の地域(リージョナル)路線の運航を行うユナイテッド・エクスプレス便でも、携帯電子機器の使用を拡大できるよう共同作業を進めている。今年末までには全米50州内で運航するユナイテッド・エクスプレスの全便でも、出発ゲートから到着ゲートまでのフライトの全行程で携帯電子機器の使用が可能になる見込み。

一方、視界不良時など運航状況によっては、乗客に携帯電子機器の電源を切るよう要請するケースがある。

携帯電話やVoIP対応機器からの音声通話の利用は、引き続き、航空機の地上走行中、離着陸時、飛行中は禁止される。

《レスポンス編集部》

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