三井化学およびプライムポリマーは11月8日、アメリカとメキシコにおいて、ポリプロピレン(PP)自動車材の需要拡大に対応するため生産能力をそれぞれ2万1000トン/年、1万3000トン/年に増強すると発表した。
三井化学グループは、世界トップの競争力を持つPP自動車材事業のグローバル展開を進めており、現在は世界8つの地域(日本、アメリカ、メキシコ、ブラジル、欧州、インド、タイ、中国)にPP自動車材の製造拠点を有し、生産体制の強化・拡大を進めている。
今回の増強は、拡大する北米市場での供給力を強化するとともに、グローバルな供給体制を拡大させ、自動車メーカーのグローバル戦略に大きく貢献するもの。
また、今後は各拠点での研究開発機能を強化することで、自動車メーカーの地域戦略にも貢献ができるよう体制作りを進めていく。