スイスの航空機整備会社のSRテクニクスは12月、セランゴール州シャアラムにアジア太平洋地域(APAC)のメンテナンス・修理・整備(MRO)拠点を開設する。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
開設から年末にかけて一日に30件サービスを行う。2014年末までに一日平均で100件のサービスを行う計画だ。また2014年末までに、▽ニューマティック・システム▽油圧系統システム▽アクセサリー▽アビオニクス部品--など1200種類の部品修理と行う計画だ。
SRテクニクスはAPAC拠点の設立に際し、インドネシアやベトナムなどと政治的安定性、マクロ経済環境、地理的位置などについて検討したが、マレーシアが最も適していると判断したと明らかにした。
SRテクニクスは、アブダビのムバラダ・エアロスペースのMROネットワークの一事業。スイス、スペイン、アブダビに整備施設を持つ。