ポルシェ の1-9月期決算、営業利益は1%増

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ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは11月1日、2013年1-9月期の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は前年同期比3%増の104億2000万ユーロ(約1兆3815億円)。営業利益は18億9000万ユーロ(約2500億円)で、前年同期に対して1%増にとどまった。営業利益が伸びなかったのは、ライプツィヒ工場やヴァイザッハ開発センターの拡張に関する投資、新型SUVの『マカン』や、PHVスーパーカー『918スパイダー』など、新型車への投資が膨らんだため。

2013年1-9月期の世界新車販売は11万9747台。前年実績に対して、15%増と伸びた。車種別では、『カイエン』が前年同期比16%増の6万2886台と牽引。新型『911』も、10%増の2万1755台と伸びている。

また、モデルチェンジを受けた『ボクスター』と『ケイマン』は、前年同期比146%増の1万9732台と、大きく増加。一方、『パナメーラ』は大幅改良モデルの発売を控え、前年同期比31%減の1万5374台と後退した。

市場別では、米国が前年同期比26%増の3万1549台と好調。信用不安が続く欧州は、2%の増加。中国では、15%増の2万7458台を売り上げる。

ポルシェのマティアス・ミューラー社長兼CEOは「ポルシェは、マカン、918スパイダー、そしてすでに購入できる『パナメーラS E-ハイブリッド』によって、その豊潤な社史に新たな1ページを記す」と語っている。

《森脇稔》

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