ダンロップの住友ゴム工業は、全国で実施した「全国タイヤ安全点検(ダンロップタイヤ安全プロジェクト)」で、タイヤの整備不良が4台に1台程度あり、空気圧の過不足が最も多く確認されたとの結果を発表した。
同社では、2008年10月から年2回、全国47都道府県でタイヤ点検と安全啓発活動を「道の駅」などで開催している。今回で10回目となタイヤ安全点検は10月5日、全国47都道府県、54カ所で実施した。
タイヤ点検では、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布して、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求した。
今回の活動では全国54会場で4736台の車両のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の25.8%だった。内容(重複含む)では、空気圧の過不足が18.5%と最も多く、偏摩耗7.0%、タイヤ表面の損傷6.5%、残溝不足2.7%の順だった。
同社では、今回の点検結果を踏まえ、今後もドライバーのにタイヤの安全で正しい使用方法や管理方法などを訴求していくとしている。