日産ゴーン社長、中国市場でのシェア「今年度末までに以前の水準に戻せる」

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長
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  • 東風日産・花都第2工場

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は11月1日の決算説明会で、中国市場について「販売は好調だ」と話し、シェアについては「今年度末までに尖閣諸島問題前の水準に戻れると思う」と指摘した。

日産にとって、中国市場はドル箱で、投資も2011年末に花都第2工場(広州市、生産能力年間27万台)を建設するなど積極的に行い、年間販売目標100万台を掲げた。ところが、昨年9月の尖閣諸島問題によって、販売が激減。2013年3月期決算で増収減益の一因となった。しかし、現在は販売に勢いが出て、シェアを盛り返しているという。

「尖閣諸島問題以前は日産のシェアは7.7%あったが、問題後は半減し、3.8%に落ちた。それが13年1月~6月は5.8%まで盛り返した」とゴーン社長。そして、9月の販売台数は11万7100台で前年同月比83.4%も増加、尖閣諸島問題前の2011年9月と比較した場合でも8.1%増加した。

《山田清志》

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