日本航空(JAL)が発表した2013年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比14.6%減の958億円と減益となった。
売上高は同4.0%増の6593億円と増収となった。このうち、国際旅客収入は新規路線の開設などの効果もあって、同5.7%増と伸びたほか、国際・国内貨物収入が同2.7%増となった。国内旅客収入は、国内線ネットワークを拡充したものの、同0.5%増と微増だった。
収益では、円安などによる燃料価格上昇などの影響から利益率が悪化した。経常利益は同18.8%減の901億円と落ち込んだ。当期純利益も同17.8%減の819億円だった。
通期業績見通しは、売上高が市況前提の見直しに加え、東南アジア方面の旅客需要が好調に推移していることから、前回予想より140億円の増加となる1兆2860億円に上方修正した。
営業利益は、円安による各費用の上昇は想定されるものの、燃油市況下落の影響や、グループ全体でのコスト削減を継続、前回予想より150億円増の1550億円、経常利益が170億円増の1440億円に上方修正した。
当期純利益は1180億円を想定していたが1280億円となる見込み。