フィアット第3四半期決算、営業利益は9.4%減

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新型フィアット・パンダ
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イタリアの自動車大手、フィアットグループは10月30日、2013年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、傘下のクライスラーグループを含めた第3四半期の売上高は、207億3300万ユーロ(約2兆7800億円)。前年同期の204億3700万ユーロに対して、1.4%増加している。

また、第3四半期の営業利益は、8億1600万ユーロ(約1095億円)。前年同期の9億0100万ユーロに対して、9.4%の減益となった。

減益となった大きな要因は、中南米と欧州での事業の不振。第3四半期の中南米の営業利益は、前年同期比52%の大幅減。前年にブラジルでインセンティブが実施された反動で落ち込んだ。また、欧州では第3四半期、1億6500万ユーロ(約220億円)の赤字を計上。前年同期から赤字幅は7300万ユーロ(約98億円)縮小したものの、赤字が続く。

第3四半期のクライスラーグループを含めた世界新車販売は、99万6000台。前年同期に対して、0.8%のマイナスとなっている。

《森脇稔》

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