100円ショップ大手のワッツ(本社・大阪市)は、11月1日に「こものや(Komonoya)」マレーシア一号店を首都クアラルンプール(KL)近郊にソフトオープンする。
12月に正式開業の予定。2014年にはさらに6店舗の開設を目指す。
場所はセランゴール州プチョンのショッピングセンター「IOIモール」内で、売場面積は1,900平方フィート(約177平方メートル)。商品は日用雑貨、食器、キッチン用品、生活用品など約5,500品目で、価格は全商品5リンギで統一する。開設費用は商品なども入れて約1,500万円。ワッツが100%出資する現地法人、ワッツ・ハリソンズ(資本金100万リンギ)が運営を手掛ける。
インテリアは赤と黒を基調としたデザインで高級感を出した。ターゲットはマレーシアの主婦層で、日用雑貨やインテリア小物を揃え、特に消耗雑貨を充実させた。稲田敏之ダイレクターは、「5リンギという価格以上に価値が感じられるラインアップにした」と語った。日本人社員を常駐させ、商品展示などできめ細かいサービスを図る。
タイでは今年5月にセントラル・グループと提携を結び、「こものや」出店を加速している。ベトナムでも出店を計画しており、海外事業に力を入れている。