世界銀行のビジネス環境に関する最新版「Doing Business2014」リポートでマレーシアが189カ国・地域中で6位となった。
前年の12位から大幅にランクアップし、初めて10位以内に入った。
同調査は189カ国・地域のビジネス環境について、不動産登録や融資の受けやすさ、輸出入規則、投資家保護、破産問題への対応など10の領域で評価したもの。マレーシアは、会社の登記法、建設許可取得、電力供給などの項目で改善し、大幅なランク上昇につながった。
ランクアップについてムスタパ・モハメド通産相は、ナジブ・ラザク政権が進めている政府改革プログラム(GTP)や経済変革プログラム(ETP)が奏効したと評した。
トップはシンガポールで、香港が2位、ニュージーランドが3位、米国が4位で、デンマークが5位となった。1~5位は前年と変わらなかった。6位のマレーシアは、日本(27位)や韓国(7位)、英国(10位)、豪州(11位)などの先進国を上回った。最下位はアフリカのチャド共和国だった。