フランスの自動車大手、ルノーグループは10月24日、2013年第3四半期(7-9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は79億9800万ユーロ(約1兆0750億円)。前年同期の82億6100万ユーロに対して、3.2%のマイナスとなっている。
このうち、本業の自動車事業の売上高は、74億8300万ユーロ(約1兆0060億円)。前年同期の77億4800万ユーロから、3.4%の減少となった。
減収となった要因は、外国為替相場の変動や、独立系ディーラーの在庫が減ったのが大きい。とくに新興国において、通貨がユーロに対して下落したのが響いた。イランへの経済制裁で、販売台数が減ったのも減収要因のひとつ。
2013年第3四半期の世界新車販売台数は、61万4888台。前年同期に対して、3.1%増加した。ルノーによると、欧州での販売は堅調で、新型『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)や『キャプテュル』、『サンデロ』が好調だという。