WRC ラリースペインの第2レグでフォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラが1秒6のわずかなリードを奪った。しかし、翌日のラリー最終日に路面がアスファルトからグラベルにスイッチされることを見越した2番手のダニ・ソルドが優位に立ったと見られている。
ソルドは金曜日の最終ステージでラトバラの0.1秒後方に位置していたが、明日のラリーのスタート順を計算に入れてラトバラの後方に留まることを決め、フィンランド人ドライバーが最終レグで最初にスタートすることを確定させた。
ラトバラは彼のフォルクスワーゲン・ポロRでグラベルの路面を掃き清めなければならず、清浄で速いラインをソルドに残すこととなる。
ソルドのシトロエンDS3は金曜日のオープニングの2つのステージで最も速く、トップを走るセバスチャン・オジエとの差を6秒5にまで詰め寄った。オジエが午前中の最後のステージで岩にヒットし、右前輪を破損することで50秒を失うこととなり、トップ争いはラトバラとソルドに絞られた。
「僕にできることは自分のベストを尽くすことだ。作戦は昨日スタートし、これまではOKだった。勝てると思うかって?そう願いたいね。それは大きなチャレンジだ」とソルドは語った。
ティエリー・ヌービルがラトバラから29秒3遅れの3番手となり、オジエは4番手にまで回復したがトップとの差は46秒5となった。