WRCは10月21日、前回のラリーフランスでドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエを擁するフォルクスワーゲンが、次のラリースペインでマニュファクチャータイトルが獲得可能かどうかを検証した。
VWは今年の1月にWRCに合流し、その時点でのチームの目標は第1に表彰台に立つことで、第2に1勝を挙げること、そして第3にタイトルを手に入れることであった。
しかし11レースで7勝を獲得したことにより、VWはラリースペインに、2008年からの連続タイトル保持者であるシトロエンに80ポイントの差をつけて挑むこととなる。
そしてシーズンが残り2戦となったことで、スペインでオジエ、もしくはヤリ‐マティ・ラトバラが6ポイントを稼げば、ドイツを本拠とするチームがマニュファクチャーの王冠を得ることになる。
「世界選手権のタイトルを獲得する為に、我々は7位が必要なだけだ。もし物事がいつも通りに進めば、我々はスペインでタイトルを獲得することとなるだろう。もし我々がこれをデビューしたシーズンに達成できれば、それは本当に彩りを添えるものとなる。我々は当初、そんなことを夢に見たこともなかった。今の我々に弱点は無い。そして私はそれを本当に誇りとしている」とVWの指揮官であるジョスト・カピート氏は語った。