ペナンに拠点を置く医療機器メーカーのUWCホールディングスは能力強化のため工場を移転する。建設費は3,000万米ドル(9,630万リンギ)で来年着工する。英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」が報じた。
UWCは設計から製造まで手掛けるブランド設計製造(ODM)メーカー。新工場には医療・生命科学機器専門の研究開発(R&D)施設を整備する。生産能力も引き上げるため、現在500人の国内従業員数を30-40%増やす。
拡散ポンプ、分析機器など、精密部品や電機機械部品を製造しており、ベトナムにも工場がある。設計・開発では米企業と提携している。
昨年の売上高は3,800万米ドルで、今年は4,500万米ドルを計画している。マレーシアの2010年の医療機器支出は11億3,000万米ドルだったが、2015年には50.4%成長し17億米ドルとなると見込まれている。