WRCは9月30日、ラリーフランスにおけるWRCのレースカー用タイヤに関する技術的な情報を提供した。
ターマック路面のフランスでは、それぞれの車はサーキットでのレースに近いセットアップが行われ、より低い車高や大きなブレーキ、より硬いサスペンションの選択が行われるが、最も重大なものはタイヤである。
ラリードイツでも使用されたミシュランのターマック用タイヤは、FIAの規則に基づき、ウエットとドライの両方で使用できる。タイヤに関する唯一の選択はコンパウンドで、ハードがドライ用、ソフトがウエット用に供給されるが、どのような天候下であれトレッドのパターンは統一されている。
FIAのタイヤに関する規定は、ウエット・コンディションでのグリップを提供するトレッドパターンがタイヤの23%を占めることとされ、タイヤはドライでのグリップ力を損なうこと無く水を掃き出すように設計されている。
路面のコンディションが変化しやすいフランスでは、正しいラバーのコンディションを選択することがカギとなる。