三菱自動車は10月1日、マレーシアでコンパクトSUV 『ASX』(日本名:RVR)の現地生産・販売を開始する計画であることを発表した。
現在、三菱自動車はマレーシアにおいて、Mitsubishi Motors Malaysia Sdn. Bhd.(MMM社)を総販売代理店として完成車輸入販売事業を手がけている。MMM社は2005年の設立以降、商用車セグメントに属するピックアップトラック『トライトン』を中心に順調に販売を伸ばしているが、事業規模拡大のためには、乗用車セグメントでの事業展開の強化が不可欠と判断。すでに日本製完成車としてマーケットに投入し、販売も好調なASXを現地生産モデルに切り替え、同モデルの販売活性化を図る。
ASXの現地生産化にあたっては、MMM社と連携し、マレーシアで広く自動車関連ビジネスを展開するTan Chong Motor Holdings Sdn. Bhd.社傘下の自動車組立会社であるTan Chong Motor Assemblies Sdn. Bhd.社に車両組立を委託。2014年1月に生産を開始し、2014年2月からMMM社の販売網を通じて販売を開始する予定。