ロイヤル・ダッチ・シェルは、マレーシアの石油・ガス(O&G)産業に10億米ドル(32.2億リンギ)の投資を行い、6500人分の雇用を創出する計画だ。ボルネオ・ポストなどが報じた。
「シェル・マレーシア・イノベーション・サミット」に出席したムスタパ・モハメド通産相が明らかにした。同相はシェル・グループの最高経営責任者(CEO)と協議を行い、シェルがマレーシアにおいて今後も投資を継続的に行う方針であることを確認した。
シェル・マレーシアは、ペトロナス・チャリガリやコノコ・フィリップス、マーフィーと共同で、グムスット・カカップ油田の開発を進めている。生産が開始されれば、日産量は15万バレルに達し、国内生産量の20-25%を賄うと期待されている。
シェルは石油の増進回収(EOR)技術を採用し、成熟油田の開発も手がけている。
「シェル・マレーシア・イノベーション・サミット」では、マレーシアや域内のエネルギー需要に応えるための技術・革新の役割について協議が行われた。