SGホールディングス、燃料油販売事業に参入

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SGホールディングスは、ガソリン・軽油販売事業に参入すると発表した。

同社グループ会社の佐川急便では、トラック約2万台、軽自動車約6000台を保有し、全国に128か所のインタンク(自家給油スタンド)を保有している。これらスタンドへの燃料油は、佐川急便本社購買部門が大手燃料販売特約店から集中購買することで、燃料コストの抑制を図ってきた。

今回、商品開発事業、保険事業、旅行事業を展開する佐川アドバンスを通して、燃料油販売事業に参入する。佐川アドバンスが石油元売り会社から燃料を直接仕入れ、佐川急便を始めとするグループ会社や協力会社への安定的に燃料を供給する。

これによってグループ全体でコスト管理の一元化とグロスメリットによるコスト抑制効果を見込む。また、大規模災害などの緊急時でも、一定の燃料供給体制を確保するなど、デリバリー事業でのBCP対策にも寄与できるスキームを構築する。

佐川アドバンスはまず、9月から佐川急便が保有するインタンク(自家給油スタンド)128か所に燃料油の供給を開始する。今年度内には、年間使用量約6万キロリットルにのぼる軽油を、順次佐川アドバンスからの供給に切り替える。

また、2014年度からは、佐川急便の幹線輸送を担う協力会社のスタンドへ、燃料油の供給も開始する。

燃料油販売事業で2013年度は取扱高約25億円、2014年度には取扱高約80億円(外販含む)を見込む。

《レスポンス編集部》

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