SGホールディングス、「PRIDE指標2025」で5年連続シルバー認定を獲得

SGホールディングスが「PRIDE指標2025」で5年連続シルバー認定
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佐川急便を擁するSGホールディングスは、LGBTQ+の取り組みを評価する「PRIDE指標2025」(主催:一般社団法人「work with Pride」)において、「シルバー」に認定されたと発表した。

「PRIDE指標2021」以降、5年連続での「シルバー」認定となる。

前年度に続き、2025年度も「周知・浸透」をテーマに掲げ、これまでの施策を生かし、より多くの従業員と共にLGBTに関する取り組みに注力している。

主な取り組みとして、アジア最大級のLGBTQ関連イベント「Tokyo Pride 2025」に有志の従業員とその家族や友人を含め約50人が参加した。当日は同社グループオリジナルのTシャツを着用し、沿道からプライドパレードの参加者を応援した。2022年度から参加を始め、今年度で4回目となり、今年度は2024年に同社グループへ加入した名糖運輸の従業員も参加した。

LGBTセミナーでは、同社グループ全従業員がLGBTに関する正しい知識を当たり前に身につける状態を目指し、継続的に教育・啓発活動を実施している。2025年度は役員や新任管理職、人事・採用担当者を対象にセミナーを開催した。セミナーでは、LGBTに関する基礎知識の習得や最新情報のアップデートおよび職場での対応の理解について考えを深めるワークのほか、LGBT当事者ゲストとのトークセッションを開催して、当事者のリアルな声を聞くことで、他人事ではなく自分事に置き換えて考えられるよう理解を深めてもらった。

ALLY活動「レインボー・ミーティング」では、同社グループ内外のLGBT当事者が、同社グループ従業員と安心して接することができるよう、「ALLY」を一人でも多く増やすことを目的とした活動を行っている。2025年度は、LGBTに関する基礎知識を学ぶほか、LGBTを題材にした映画鑑賞や、鑑賞した映画のプロデューサーをゲストを招いてオーディオコメンタリーを行い、作品の背景にある思いなどを語ってもらうことで参加者のLGBTへの理解をより深めて、「ALLYとして望ましい言動・行動」を考える機会作りを目的としたオンラインセミナーを開催した。

「わくわくダイバーシティ委員会」では、毎回異なるカテゴリをテーマに、講師による講演後にグループトークを実施。初めて同社グループの海外法人を招いて実施した回では、スリランカに本社を置くEFL GlobalのSharanya Modi氏をゲストにお招きし、海外のDE&Iの取り組みや問題について講演。事後アンケートでは「海外の取り組みを知ることができて新鮮だった」などと肯定的な回答が多く、満足度の高い結果を得ることができた。

その他、同社グループ全従業員が、性自認や性的志向に関わる働く上でのさまざまな相談をできる「LGBTに関する専用相談窓口」の運用、LGBTハンドブックの作成・配布、他企業が主催するプロジェクトに参加してさまざまな企業とのネットワークを構築などを実施している。

《森脇稔》

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