フランスの自動車大手、ルノーは9月25日、アルジェリアにおいて、工場の建設を開始したと発表した。
この工場は、新たに設立された合弁会社が、アルジェリア北西部のオラン郊外に位置するOued Tlelatに建設するもの。合弁会社は2012年末、ルノーが49%、アルジェリア国営自動車産業公社(SNVI)が34%、アルジェリア国営投資ファンド(FNI)が17%を出資して設立された。
同工場では、ルノーグループの乗用車とLCV(軽商用車)を組み立て、主にアルジェリア市場で販売する。2014年11月に稼働予定。年産台数は、当初2万5000台を計画する。最初に組み立てられる車種は、ルノーの小型車、『シンボル』。
シンボルは2013年3月、改良が施されたばかり。アルジェリアでの人気は高い。ルノーによると、走行性能、室内空間の広さ、快適性、デザインや装備の魅力が人気の理由という。
合弁会社、ルノーアルジェリア製造のCEO、Bernard Sonilhac氏は、「このプロジェクトを通じて、アルジェリアにおける自動車産業の発展に貢献できることを誇りに思う」とコメントしている。