ボーイングは、エア・リース・コーポレーション(ALC)から787-10型機30機と787-9型機3機を確定受注したと発表した。受注総額は94億ドルとなる。
787-10型機は、2013年6月に公表した787型機ファミリーの3機種目で、航続距離は1万2964km、座席数は、航空会社の仕様次第だが300~330席。同サイズの機種と比べて燃費効率が25%高く、競合する次世代機種と比べても10%燃費効率が高いとしている。
また、ファミリーの2機種目である787-9型機は今週、初のフライテストを実施し、2014年央に最初の機体をデリバリーする予定。
ALCからのこれまでの受注は、次世代737-800型機、737MAX8/9、777-300ER型機に今回の787-9、787-10型機を含めて合計180機以上にのぼっている。787-10型機は、航空会社5社から102機を受注している。2018年からデリバリーを開始する予定。
ALCのスティーブン・バーヘイジー会長兼最高経営責任者(CEO)は「中長距離路線の機材で理想的なサイズで、経済的、充実した機能を持つ787-10が加わることに感激している」と述べた。