宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット試験機で打上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)の軌道計算を行った結果、所定軌道に投入されていることを確認したと発表した。
「ひさき」(SPRINT-A)の軌道計算結果によると、計画では1150kmの遠地点高度が1156.8km、近地点高度の計画値が950kmに対して946.8km、軌道傾斜角の計画値30degに対して29.7deg、周期の計画値106minに対して106.2minとなっている。
「ひさき」(SPRINT-A)が所定の軌道に投入されたとともに、太陽電池パドル展開、太陽捕捉などの重要なイベントが正常に終了したことから、クリティカル運用期間を終了する。
JAXAでは今後、「ひさき」(SPRINT-A)による惑星観測に不可欠となる高精度な姿勢制御機能などを約2カ月間かけて確認する予定。