山形鉄道、開業100周年の記念イベント開催…運賃も100円に

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山形鉄道フラワー長井線を走るYR-880形。同線は1913年、国鉄軽便線として一部が開業し、1923年までに全通した。最初の区間の開業から今年で100年を迎える。
  • 山形鉄道フラワー長井線を走るYR-880形。同線は1913年、国鉄軽便線として一部が開業し、1923年までに全通した。最初の区間の開業から今年で100年を迎える。
  • 宮内駅では軌道自動車の体験乗車などが行われる。
  • 長井駅ではラッセルモーターカーの乗車体験などが行われる。
  • 車両基地がある終点の荒砥駅。ミニSLの運転などが行われる。

赤湯(山形県南陽市)~荒砥(白鷹町)間30.5kmのフラワー長井線を運営している山形鉄道は、10月19日に「フラワー長井線祭り」を開催する。今回はフラワー長井線の開業100周年記念式典も同時に実施。運賃を1回100円とする。

「フラワー長井線祭り」は宮内、長井、荒砥の3駅を会場とし、軌道自転車(レールスター)の乗車体験(宮内)やラッセルモーターカーの乗車体験(長井)などを行う。起点の赤湯駅では9時から記念式典を開催。ヘッドマークを掲出する100周年記念列車(赤湯9時50分発)の出発式などを行う。さらに当日は「ワンコインデー」とし、記念列車を含む全ての列車の運賃を1回100円にする。

現在のフラワー長井線は1913年10月26日、軽便鉄道法に基づく国鉄軽便線として赤湯~梨郷間が開業。その後順次延伸され、1923年4月22日までに赤湯~荒砥間が全通した。1980年代には国鉄の経営悪化から第三セクター化されることになり、1988年10月25日に山形鉄道が経営を引き継いでいる。

《草町義和》

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