防衛省は、国内での災害発生時に常時即応できる態勢で待機する初動対処部隊について「FAST(ファスト)-フォース」との名称を付けると発表した。
東日本大震災で、防衛省・自衛隊は、発災当初から、被災者の救助などに取り組んできた。今後、発生が懸念される南海トラフ巨大地震や首都直下地震などは、国難といえる巨大災害になることが想定され、政府が一体となって迅速に対応することが重要となる。
また、日本各地で発生する様々な自然災害に対して防衛省・自衛隊は、全国各地の駐屯地で、災害発生時、迅速に国民の生命と財産を守るための初動対処部隊を待機させている。
常時即応できる態勢で待機している初動対処部隊に対し、国民にも分かり易く、安心感を持ってもらうため名称を付与した。
防衛省・自衛隊では、自然災害の発生に際して、迅速な情報収集、人命救助の初動対処にあたり、国民の生命と財産の保護に全力を尽くすとしている。