ISS「きぼう」日本実験棟、フィリピンの洪水災害をハイビジョンカメラで観測

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晴天時被災前のルソン島南部(マニラ近郊)とミンドロ島(2013年3月1日撮影)
  • 晴天時被災前のルソン島南部(マニラ近郊)とミンドロ島(2013年3月1日撮影)
  • 被災地付近の写真(8月23日撮影、1.6倍ズーム)曇天だったが、HDTV-EFの特徴である動画撮影によって水の照り返しも見られ、浸水地域の識別に役立つ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、8月23日にフィリピンで発生した洪水の状況について、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟から、民生品ハイビジョンビデオカメラシステム(COTS HDTV-EF)を使って観測し、映像を提供した。

フィリピン・マニラ市では、熱帯性暴風(台風12号)による連日の豪雨により、洪水や土砂崩れが発生したため、フィリピンのマニラ観測所は8月19日、アジア・太平洋地域の自然災害の監視を目的とした国際協力プロジェクト「センチネル・アジア」に緊急観測を要請。

これを受けて、8月23日にISSが同地域上空を通過した際、「きぼう」の船外実験プラットフォームに搭載された民生品ハイビジョンビデオカメラシステムを活用して、マニラの被災地の状況を観測し、撮影した。撮影された動画データは、センチネル・アジアの枠組みを通じて、要請元であるマニラ観測所に提供した。

JAXAでは、センチネル・アジアや世界全体に拡げた国際災害チャータといった国際的な協力の枠組みを通じた災害に対する支援を今後も継続するとしている。
《レスポンス編集部》

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