マツダは8月27日、山口県にある防府工場での車両累計生産が1000万台を達成したことを明らかにした。1981年12月の操業開始以来、30年11か月での大台乗せとなる。
マツダの菖蒲田清孝常務執行役員は同日、防府工場内で会見し、「どんな新しい技術、改善を入れた工場でも、稼働が低い工場は、やはり良い工場とはいわれない。その工場の持っている技術を生かしながらしっかりとした稼働を行っていくことが大切」と強調。
その上で「今回100万台ずつの節目を積み重ねてきて、1000万台の大きな節目を迎えられたということは、ここまで支えて頂いた関連企業みなさま、そして防府工場から出ていった車を買って頂いたお客様に感謝する気持ちでいっぱい」と述べた。
また防府工場長を務める内田成明執行役員は「900万台、1000万台という節目の時に担当することができて本当に光栄だと思っている、マツダは広島本社工場と並んで防府工場がマザープラントになっている。そういう意味でも自覚と責任、期待にお応えするということで、両工場が切磋琢磨しながら、よりたくさんの車を生産できるよう、ひとつのステップになった」と語った。