WRC第9戦、ドイツラリーはアリーナ・パンツァープラッテで行われたデモンストレーション・プログラムで起こった事故の為に、運営者は第14ステージをキャンセルし、WRCでダニ・ソルド、そしてWRC-2でロバート・クビサがリードを獲得した。
この日トップタイムでスタートしたヤリ‐マティ・ラトバラは、彼のフォルクスワーゲン『ポロR』の損傷によってリタイヤとなり、2番手のティエリー・ヌービルはエクゾーストパイプの故障でタイムを落とし、シトロエン『DS3』を運転するソルドが、僅か0.8秒のアドバンテージでラリー3日目を制する事となった。
「多くの砂利でステージは少し荒れていたが、問題はなかった。僕はとてもハッピーだ」とソルドは語った。そしてミッコ・ヒルボネンは注意深い運転を続けて、ヌービルから1分26秒遅れの3番手でこの日のラリーをフィニッシュした。
WRC-2クラスのロバート・クビサは、彼のシトロエン『DS3 RRC』を運転して総合で5位となる快走を見せ、WRCクラスのヒルボネン、マーティン・プロコップ、ハリ・アル‐カシミを凌ぐタイムで第3レグを終了した。