ニュー・ストレーツ・タイムズによると、HSBCホールディングスのリポートでマレーシア人の多くが預金の目的を老後資金の貯蓄としており、余暇のために預金をしている人が少ないことが明らかになった。
HSBCはマレーシア人1,000人を対象に調査を実施。退職後の経済的な安定については43%が準備不足だと回答した。また、全く備えができていないとの回答もあり、マレーシア人回答者の28%が退職後資金を全く貯蓄していないとした。
老後のための貯蓄を増やす妨げとなるのが、住宅購入資金と子供の教育資金であることがわかった。回答者の48%が住居の購入を最優先事項と挙げ、2番目に33%の回答者が子供の教育資金を挙げた。
国連の予想によると、マレーシアでは2050年までに高齢化が進み、15-64歳のマレーシア人4人につき65歳以上の人口が1人の割合となると見られている。