不正改造車の街頭検査、214台に整備命令

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国土交通省、「不正改造車を排除する運動」
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国土交通省は、「不正改造車を排除する運動」とディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間となった6月の街頭検査の結果、不正改造車214台に整備命令を発令したと発表した。

強化月間の期間中、警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会の協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で昨年より18回多い190回、昨年より291台少ない1万8429台に対して実施した。

この結果、約7.3%に当たる1348台に保安基準不適合箇所などがあったことから自動車ユーザーに対し改善を指導した。昨年比では291台少ない。

このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付などの不正な改造を行っていた車両は266台(昨年比44台マイナス)あり、その場で改善措置を講じた車両以外の214台(昨年比3台増)に整備命令書を交付し、必要な整備を命じた。

214台の主な不正改造内容は、不適切な灯火器が58件、着色フィルム等の貼付が46件、基準不適合マフラーの装着が37件だった。

また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については昨年より65台少ない181台で実施した。今回は特に関東・近畿地区で、重点項目として40台で実施した。

このうち、昨年より1台多い2台で、不正軽油(規格外の軽油)の使用が判明し、適正な燃料を使用するよう警告した。

国交省では今後も、関係機関と協力し、不正改造車と不正軽油の排除を積極的に推進していくとしている。

《レスポンス編集部》

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