西日本鉄道(西鉄)は8月5日、高速バス佐賀空港~福岡線の運行を9月2日から開始すると発表した。中国の格安航空会社(LCC)が運航している佐賀~上海便に接続する。
7月28日に開港15周年を迎えた佐賀空港は、開港時の年間利用者が約74万人と想定されていたが、実際は30万人程度と低迷が続いている。佐賀県は東京便の増便のほか格安航空会社(LCC)の誘致に力を入れており、中国・上海に拠点を持つLCC「春秋航空」の佐賀~上海便が2012年1月に就航した。
西鉄が今回新設する高速バス路線は春秋航空の上海便に連絡するもので、月・水・土曜の週3回、1日1往復運行する。運行時刻は往路が西鉄天神バスセンター9時10分発~佐賀空港11時4分着で、13時10分発の上海便に接続。これに対して復路は佐賀空港12時20分発~西鉄天神バスセンター14時18分着で、上海便の到着時刻(11時40分)に合わせる。
大人片道運賃は、西鉄天神バスセンター~佐賀空港が1600円、高速基山~佐賀空港間が1100円。