日野自動車は、2012年度の企業の社会的責任(CSR)に関する取り組みをまとめた「CSRレポート」を公表した。8月1日から日野の公式ウェブサイトに和英版同時に公開した。
今回のCSRレポートの社会性報告では、ステークホルダーである「顧客」「社員」「取引先」「株主」「国際社会・地域社会」の区分ごとに、基本理念の実現に向け日野が取り組んでいる考え方や、活動状況を紹介している。 特集では、東日本大震災の東北復興事業の一つであるJR気仙沼線・大船渡線の代替交通手段BRT(Bus Rapid Transit)で活躍するノンステップハイブリッドバスを紹介。また次世代育成支援の取り組みとして部長・次長による有志の会が実施したボランティア活動である小学校への出前授業を紹介している。
環境報告では、 環境保全に関する基本的な考え方「日野地球環境憲章」に基づく環境マネジメント、さまざまな環境課題に対応するため2015環境取り組みプランの枠組みに沿って積極的に進めている各種活動をデータとともに紹介。特集では、2012年5月より稼動を一部開始した古河工場で行った地域貢献や環境配慮の取り組みと、製品環境技術としての商用EV開発について紹介している。