ルノー・ジャポンから発表された新型『ルーテシア』は、コンセプトカー『デジール』と同じデザインチームの手によりデザインされた。
コンセプトカーと市販車は別のデザインチームが手掛けることがほとんどである。しかし、ルーテシアはコンセプトカーデジールのデザインチームが手掛けたと話すのは、同社マーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャーのフレデリック・ブレンさん。「2009年、ルノーのローレンス・ヴァン・デン・アッカー常務(SVP)デザイン担当は、4名のエクステリアデザイナーと、2名のインテリアデザイナーをひとつのチームとして、デジールとルーテシアを同時に並行してデザインをさせたのです」と話す。
その理由はコンセプトカーと市販車のギャップを少なくし、共通のインスピレーションや世界観を持たせることにあった。「デジールもルーテシアもフロントフェイスはシンプルなラインで出来ており、同じ印象を与えています」とする。その他ルーテシアのサイド下部の特徴的な削ぎ面の造形も、デジールのデザインチームだからこそ出来たものだと語った。