ダイハツ工業の入江誠上級執行役員は軽自動車市場について「200万台規模の年間販売が、ここ1~2年は続く」との見通しを示した。
入江上級執行役員は7月25日に都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「軽市場は急激に伸びていったわけではない」とした上で、「やはり非常に大きなのは軽が(新車市場の)4割を超えている。これがひとつの評価だと思う」とし、4割超の軽比率が当面200万台規模を維持する背景のひとつと解説。
さらに「燃費競争。8月の一部改良で『ミラ イース』は33.4km/リットルの燃費を達成する。わずか0.2km/リットルほどの競争だが、これをやることで技術開発が進んでいくとポジティブにとらえたい。技術の革新、競争でお客さまに受け入れられる」と、燃費競争で市場が活性化されるとも指摘した。