チンクエチェント博物館(愛知県)を母体とする「ムゼオ チンクエチェント レーシング チーム(mCrt)」が、7月20・21日に開催されたS耐第3戦・ツインリンクもてぎラウンドで初の完走を果たした。
mCrtは、チンクエチェント博物館代表の伊藤精朗氏がチームオーナーおよび運営プロデューサーを務め、アバルト『695アセットコルセ』(49号車)、アバルト『500アセットコルセ』(50号車)をベースとした車両、2台体制でS耐に参戦している。
今回のレースでは、SEVシステムを装着するなどのブラッシュアップを図ったこともあり、20日の予選では49号車が最激戦区ST4クラスを12位で通過。一方前回は予選通過に至らなかった50号車も今回は自力通過を獲得することに成功した。
21日の決勝では、49号車が一時ST4クラス6位まで上る活躍を見せたのち、クラス9位で完走。50号車も一時はクラス10位までポジションアップしたが、レース終盤に発生した、エンジンに異物を吸い込むというエンジントラブルのため、リタイアとなった。
今シーズンのmCrtは、このあと第4戦「富士スピードウェイ(8月10・11日)」、第5戦「岡山国際サーキット(8月31日・9月1日)」、第6戦「鈴鹿サーキット(9月21・22日)」、第7戦「オートポリス(11月9・10日)」に参戦する予定。