女性だけの訪問販売「ヤクルトレディ」が50周年…世界展開と地域密着で

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ヤクルトレディ50周年記念マーク
  • ヤクルトレディ50周年記念マーク
  • 参考画像 ヤクルト販売店のEV導入の例

乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」などの商品をユーザーまで直接届ける「ヤクルトレディ」が、1963年の登場から今年で50周年を迎える。ヤクルトレディは、2013年3月時点で世界に8万1676人存在し、172組の姉妹が活躍。祖母・母・娘の“3世代ヤクルトレディ”も4組いるという。

「ヤクルト」などの食品事業をはじめ、化粧品・医療品・国際事業などを手がけるヤクルト本社は、1955年に設立された。ヤクルトレディは、その8年後の1963年、一般家庭の主婦をターゲットとし組織された。

ヤクルトレディが組織されてすぐ、乳酸菌飲料「ヤクルト」が台湾(1964年~)・ブラジル(1968年~)・タイ(1971年~)・韓国(同)など海外へ展開。やがてヤクルトレディ組織は12の国と地域に拡大し、2013年3月時点で国内では3万9924人、世界では8万1676人ものヤクルトレディが活躍している。

彼女たちの移動手段については、これまでの自転車やオフィスキャリーのほか、電気自動車などの導入もすすめられている。従来のバイク(ガソリン車)に替え、電気自動車を採用する系列販売会社の例もある。

また同社は、ヤクルトレディの社会活動にも力を入れる。ヤクルトレディが商品を届けながら独り暮らしのお年寄りの安否確認や話し相手になる「愛の訪問活動」を1972年から展開。また、各地の警察署・自治体・学校などと連携し、約2万人のヤクルトレディが防犯活動に協力している。

《レスポンス編集部》

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