欧州自動車最大手のフォルクスワーゲングループは7月15日、2013年上半期(1‐6月)の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は27万0700台。前年同期比は0.2%と微増だった。
市場別では、西欧がギリシャに端を発した信用不安の影響で、13万5300台にとどまる。前年同期比は6.6%のマイナス。これまで好調だった東欧も、2013年上半期は1万9000台止まり。前年同期比は9.6%減と後退している。
一方、南米は、前年同期比12.7%増の7万6300台以上と伸びた。この他、アフリカやアジア太平洋地域など、欧州以外の市場では、2桁の伸びを示す。車種別では、小型ピックアップトラックの『アマロック』が牽引役に。
フォルクスワーゲン商用車部門のBram Schot取締役は、「フォルクスワーゲン商用車のモデルレンジは、顧客のニーズを満たす強固なもの。欧州市場の不確かな状況を注視しつつ、2013年下半期(7‐12月)も挑戦を続けていく」とコメントしている。