JR東海は7月18日、津波危険予想地域を見直すと発表した。6月27日に公表された、南海トラフ巨大地震に伴う静岡県内の津波浸水域図を踏まえ、同県内の津波予想地域を現在の23km4区間から29km4区間に拡大する。見直しは7月末に実施する。
見直し後の津波危険予想地域は、東海道本線の東田子の浦~富士間内2kmと、蒲原~草薙間内11km、安倍川~西焼津間内5km、浜松~鷲津間内11km。現在の津波危険予想地域に比べ、蒲原~草薙間内が4km、安倍川~西焼津間内が2km増える。浜松~鷲津間内は高塚~新所原間内11kmからの変更となるが、全体の距離は変わらない。東海道新幹線に対する津波危険予想地域の指定は無い。
一方、愛知県内の津波危険予想地域は約5kmを追加することが6月12日に発表されている。愛知県内と静岡県内の見直しにより、同社鉄道路線の津波危険予想地域の合計距離は11km増えて約162kmになる。