インド系マレーシア人の商店主らが7月16日、外国人が違法に営業を行っているため打撃を受けているとして全国規模の抗議活動を行い、多くの店舗が終日営業を休止した。
抗議に参加した店舗は全国で1000軒以上に上った。
マレーシア・インド繊維及び雑貨店協会(MITA)によると、過去5年間、国内取引協同組合消費者行政省や首相府省などに問題解決のために支援を求めたが、協力を得られなかったため抗議活動に踏み切った。
クアラルンプールのリトルインディアやセランゴール州クラン、ペラ州イポー、ケダ州スンガイ・ペタニ、マラッカ州マラッカ、ジョホール州ジョホールバルなどの繊維や衣料、宝石、生花、飲食店などの店舗が抗議に参加した。
外国人が違法営業を行っていることで、損失額の累計は2000万リンギに上っており、倒産に追い込まれている。特にショッピング・イベントにおいて、外国人が安価で商品を販売しているため影響が出ている。昨年のディパバリ(ヒンドゥー教光の祭典)期間中にクアラルンプールで開催されたイベントでは、地元業者の売り上げは70%減少した