米航空宇宙局(NASA)は7月15日、ハッブル宇宙望遠鏡を用いた観測により、海王星14番目の衛星発見を伝えた。
衛星の仮名称は「S/2004 N 1」。直径12マイル(約19km)はこれまで発見された海王星の衛星の中で最小。肉眼でかろうじて見える恒星の100万分の1程度にぼやけて見えるので、1989年のボイジャー2号による探査では発見されなかった。
発見者は米SETI研究所のショーウォルター研究員。海王星から6万5400マイル(約10万km)離れた地点で発見した。衛星ラリッサとプロテウスの軌道間に存在し、公転周期は23時間。