韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は7月12日、欧州における生産能力を引き上げると発表した。
ヒュンダイは1997年、トルコに工場を設立し、欧州での現地生産を開始。当初は年産6万台レベルに過ぎなかったが、2007年には追加シフトを導入し、年産12万5000台へ引き上げた。
今回、ヒュンダイはトルコ工場に、4億7500万ユーロ(約620億円)を投資。同工場を拡張し、年産台数を20万台へ引き上げる。
さらに、チェコ工場には、10億ユーロ(約1300億円)以上を投資。年産台数を現行の11万4000台から、30万台へ引き上げる計画。これにより、ヒュンダイの欧州全体での生産能力は、年間50万台となる。
ヒュンダイモーターヨーロッパのアラン・ラシュフォース上級副社長兼COOは、「トルコ工場などの拡張と、欧州での生産能力の引き上げは、欧州重視のコミットメントを示すもの」とコメントしている。