【INDYCAR 第12戦】ダブルヘッダー初戦を制したディクソン「クレイジーなレースだった」

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スコット・ディクソン
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ホンダ・トロント・ダブルヘッダーの1日目のレースで、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソンが終盤の波乱を抜け出し、先週のポコノに続く今季2勝目を挙げた。

ディクソンは残り8ラップで先頭を行くボーデを交わし、最終1ラップを残す再スタートでも手堅くトップのポジションをキープして、危なげのない勝利を手にした。

「これらのダブルヘッダーはタフだね。僕達は何とか1日目のレースを終えることができた。ただクレイジーなレースだったよ。この勝利で僕達は勢いを得ることができた」とディクソンは語った。

もしディクソンがダブルヘッダーの週末を連勝すると、彼は10万ドルのSONAXパーフェクト・フィニッシュの小切手を受け取ることとなる。

セバスチャン・ブルデーはドラゴン・レーシングに2011年に再合流して以来最高の2位の表彰台に上がった。ブルデーの最後の勝利は、2007年のメキシコ・シティーである。

ダリオ・フランキッティは3位でレースをフィニッシュしたが、表彰台に立っている間に、25秒のブロッキング・ペナルティーを科せられたことを知らされ、13位にまで降格したことを知って憤慨した。

「(ウィル・パワーは最終ラップで)ラインを選んで、彼は止まることができなかった。彼は僕の車に跳ね返って…あとはよくはわからないね」と彼は語った。そして彼の所属するチップ・ガナッシ・レーシングは、この裁定に抗議の姿勢を見せている。

現在チャンピオンシップでトップを走るエリオ・カストロネベスはレースを5位でフィニッシュして、彼の23ポイントのリードを2番手のライアン・ハンター=レイから41ポイントに広げることとなった。

「理想的な1日ではなかった。僕達はピットレーンで2度ストールしまった。E.J.(ヴィソ)と競り合って、内側のタイヤの破片の散った路面に押し付けられ、タイヤかすを拾ってしまった。そして僕は第3ターンで、右側のタイヤをロックしてしまったんだ」とハンター=レイは肩を落とす。

尚、佐藤琢磨は最高4位までポジションを上げたが、中盤のメカニカルトラブルで無念のリタイアとなった。

ホンダ・インディ・トロント1日目のレース結果

1. スコット・ディクソン
2. セバスチャン・ボーデ
3. マルコ・アンドレッティ
4. トニー・カナーン
5. エリオ・カストロネベス
6. マイク・コンウェイ
7. ジェームズ・ヒンチクリフ
8. サイモン・パジェノ
9. シモーナ・デ・シルベストロ
10. ジャスティン・ウィルソン
11. ジェームズ・ジェイクス
12. エド・カーペンター
13. ダリオ・フランキッティ
14. E.J.ヴィソ
15. ウィル・パワー
16. セバスチャン・サーベドラ
17. アレックス・タグリアーニ
18. ライアン・ハンター=レイ
19. トリスタン・ヴォーティエ
20. グラハム・レイホール
21. チャーリー・キンボール
22. ライアン・ブリスコー
23. ジョセフ・ニューガーデン
24. 佐藤琢磨

《河村兵衛》

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