まもなく米国で封切りされる夏休みのアニメ映画「ターボ」のプレミアがニューヨークで開かれ、映画俳優や女優と共に多くのインディカーシリーズのドライバー達が参加した。
この日、ロエウズ・コロンバス・スクウェア・シアターで行われた試写会には、インディカーシリーズのドライバー達や、キャラクターの声を演じる俳優・女優達、プロダクションチームやゲストなどが、上映前に大きなカタツムリの人形と共に赤いカーペット(実際には黒だった)を埋めた。
この3Dアドベンチャーフィルムは20世紀フォックスから配給され、スヌープ・ドッグ、ポール・ギアマッティ、サミュエル・L.ジャクソン、マイケル・ペーナ、マヤ・ルドルフ、ビル・ハーバー、ライアン・レイノルズ(主役セオの声)などの豪華な俳優陣が、それぞれアニメキャラクターの声を演じる。
この映画は米国で7月17日から放映され、カナダでのプレミアは7月11日にホンダ・インディ・トロント・レースの週末の初めに行われる。
「ドリームワークスのCEOが僕のところに来て、『不可能な夢を持つ男の物語だ。その夢とは、インディ500で勝利することだ』と言ったので、僕は『だけど、何が不可能なんだい?』と聞いたら、彼は『彼はカタツムリなんだよ』と言ったんだ。それを聞いて僕は直ぐにOKしたね」とレイノルズは語った。
レースをするカタツムリ、「スムーブ・ムーブ」の声を演じるスヌープ・ドッグは、映画の為のオリジナル・ソングである「レット・ザ・バス・ゴー」を作曲すると共に歌い、このアンダードッグ(負け犬)がテーマの映画に魅せられ、「大きな夢を持つこととそれを諦めないこと。サイコーのファミリー映画だ」と語った。
一方、インディカーからも声優をかって出たドライバー達がいて、3度のインディ500の勝者と4度のインディカーチャンピオンであるダリオ・フランキッティ、チーム・ペンスキーのウィル・パワー、インディアナポリス500勝者のマリオ・アンドレッティが、驚きの名場面に登場する。フランキッティはまた、映画のテクニカル・コンサルタントも務めている。
「子供たちを楽しませることができ、インディカーにとっても大きな映画だと思う。映画製作を手伝えるかと尋ねられた時、とてもエキサイトしたよ!」とフランキッティは語った。
この他にもインディカードライバーのトニー・カナーンやアナ・ベアトリス、ライアン・ハンター=レイとその家族などが、アニメ映画「ターボ」を取材するテレビ番組の「エクストラ」のインタビューに参加した。