JR東日本はこのほど、東京駅八重洲口の超高層ビル「グラントウキョウノースタワー」と「グラントウキョウサウスタワー」の中間部に建設中の「グランルーフ」について、9月20日に完成させると発表した。
グランルーフの開発面積は約1万4000平方m。長さ約230m、高さ最大約27mの大屋根と、長さ約230m、最大幅約9mのペデストリアンデッキで構成される。大屋根は帆船の帆に似たデザインを採用。内部は地下1階、地上3階で、2階部分にノースタワーとサウスタワーをつなぐペデストリアンデッキを設ける。
地下1階から3階には商業施設15店舗がオープンする。このほか、八重洲中央口にあるみどりの窓口を1階に移転し、グランルーフの完成に先行して9月8日から営業を開始する。高速バス乗り場は既に2011年3月から使用を開始している。
2012年10月の丸の内駅舎保存復元と今回のグランルーフ完成により、JR東日本による東京駅周辺整備は終盤を迎えた。今後は八重洲口駅前広場の交通広場が2014年秋に完成する予定となっている。