キャセイパシフィック航空は、ワンワールドアライアンスのパートナーであるロシアのS7航空と路線提携を結ぶことで合意した。
今回の提携で、香港からモスクワへの自社運航便に加え、ロシア国内3都市へのコードシェア便の利用が可能になる。キャセイパシフィック航空を利用する業務渡航客やレジャー旅客が、西部沿岸のサンクトペテルブルグ、東部沿岸のウラジオストク、ハバロフスクへと移動する際の利便性が高まる。
キャセイパシフィック航空は、2010年7月に香港~ロシア線を就航し、現在は週3便体制で運航している。今回の提携により、S7航空が毎日運航するモスクワ~サンクトペテルブルグ線にCX(キャセイパシフィック航空)の便名が付与される。
また、週3便の香港~ウラジオストク線、週2便の香港~ハバロフスク線も同様にCXの便名が付けられる。これらのコードシェア便の航空券は、2013年7月3日以降の出発便から。
キャセイパシフィック航空のルパート・ホッグ営業・マーケティング担当ディレクターは「今回の提携により乗客が、成長著しいロシアのビジネスと観光へアクセスする機会が格段に増した。ワンワールド・パートナーであるS7航空の最新機材と、顧客サービスのための技術的手腕に長けたアプローチは注目に値する」とコメント。
路線提携の一環として、キャセイパシフィック航空の香港~モスクワ線の便にはS7航空の便名が加えられる。キャセイパシフィック航空の香港~バンコク線、香港~シンガポール線の各便にもS7航空の便名が与えられ、S7航空のアジアでの路線網が広がる。このほか、キャセイパシフィック航空の姉妹航空である香港ドラゴン航空の香港~チェンマイ線にもS7航空の便名が付与される。