トヨタの豪州法人、トヨタオーストラリアは6月11日、2012年度(2012年4月から2013年3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年度比23%増の89億オーストラリアドル(約8075億円)。税引き前利益は2億2090万オーストラリアドル(約200億円)、税引き後利益は1億4910万オーストラリアドル(約135億円)となった。
2012年度のトヨタとレクサスのオーストラリアでの新車販売実績は、22万5599台。前年度比は20%以上の伸びを示す。これは、東日本大震災やタイ洪水の影響を受けた減産から、通常の生産体制に回復したのも一因。
また、2012年度のオーストラリアでの生産実績は、9万9441台。前年度に対して7%伸びた。9万9441台のうち、7割にあたる6万9676台を、中東、ニュージーランド、南太平洋諸国に輸出している。
トヨタオーストラリアの安田政秀社長は、「2012年、『アクア』、『プリウスα』、『86』の新型3車をオーストラリアに投入。また、現地生産の『カムリ』や『オーリオン』が国内/輸出ともに好調だった」と述べている。