政府は6月11日、首相官邸で観光立国推進閣僚会議を開き、観光立国実現に向けたアクション・プランを決定した。
訪日外国人旅行者数1000万人を今年達成し、さらに2000万人の達成をめざすための施策を取りまとめたもので、日・ASEAN友好協力40周年を契機として、夏までにタイ・マレーシア向けのビザ免除、ベトナム・フィリピン向けの数次ビザ化、インドネシア向け数次ビザの滞在期間延長を行うことを盛り込んだ。
テレビ番組の国際共同制作、海外のテレビ番組枠の確保、海外で日本関連コンテンツを放送する「ジャパン・チャンネル」への支援など、政府全体で日本ブランドを海外に発信する方策のほか、国際会議等(MICE)誘致や投資促進に向け、グローバルMICE戦略都市を夏までに選定し、支援策などの取り組みを開始することも明記した。
会議を主宰した安倍首相は「世界中の方に美しい日本を直接体験していただきたい」と述べ、関係閣僚に協力を求めた。