JR東海は富士山の世界文化遺産登録の動きに合わせ、浜松~御殿場間を結ぶ臨時急行列車「富士山トレイン371」を7月と8月に運転する。2012年1月と2013年1月に117系を使用した「富士山トレイン117」が運転されたが、今回は371系を使用する。
運転日は7月20・21・27・28日、8月3・4日の6日間。1日1往復で、運行時刻は浜松発7時40分~御殿場着10時33分と御殿場発16時50分~浜松着19時49分。全席指定で急行列車としての運転となるため、普通車は乗車券のほか急行券・指定席券、グリーン車は乗車券と急行券・グリーン券が必要となる。
371系は1991年、小田急線とJR御殿場線の直通列車「あさぎり」用に開発された特急形電車で、7両編成1本のみ製造された。2012年に定期列車での運用を終了し、現在はJR線内の臨時列車で使われている。2階建て構造のグリーン車や大きな窓が特徴で、JR東海は「富士山をより雄大に感じることができ」るとしている。