BMWから発売が開始された『3シリーズGT』のデザインは、3シリーズの派生モデルであるという位置づけを明確にすることがキーポイントのひとつにあった。
BMW AG BMWエクステリア・クリエイティブ・ディレクターの永島譲二氏は、フロント周りにデザインテーマの共通項を挙げる。具体的には、「ヘッドランプがキドニーグリルまで達しており、幅の広さを強調しています。また、キドニーグリルがシャークノーズと呼ばれる前傾した形になっていることも3シリーズと共通しているところです」と話す。
しかし、3シリーズGTは全高が高い(320iセダンの1440mmに対して1510mm)ことから、フロントのデザインも若干高くしているという。これは全体のバランスとともに、「プレゼンス、見た目の存在感の為です。走ってくるクルマをぱっと見た時に強い印象を与えることに繋がるのです」と語った。